「ホームページを作ってから何年も経っているけれど、そろそろリニューアルした方がいいのかな?」と悩んでいませんか。
ホームページは一度作ればずっと同じ状態で使い続けられるものではありません。時間が経つにつれて事業内容やサービスが変わるだけでなく、スマートフォンの普及や検索環境の変化など、ホームページを取り巻く環境も変化していきます。
とはいえ、単純に「作ってから5年経ったからリニューアルしなければならない」というものでもありません。
ホームページをリニューアルするかどうかは、年数だけではなく「現在のホームページが本来の目的を果たしているか」で判断することが大切です。
この記事では、ホームページのリニューアルを検討した方がよいサインや適切なタイミング、リニューアル前に確認しておきたいポイントなどを初心者にも分かりやすく解説します。
「自社のホームページはまだ使い続けられる?」「部分的な修正と全面リニューアルのどちらがいい?」と迷っている方も、ぜひ判断材料として参考にしてください。
ホームページのリニューアルが必要になる理由
ホームページを公開した当初は問題なくても、時間の経過とともに事業やユーザーを取り巻く環境は変化します。
例えば、ホームページを制作してから数年の間に、次のような変化が起こることがあります。
- 新しいサービスや商品が増えた
- 料金体系が変わった
- ターゲットとする顧客が変わった
- スマートフォンからの閲覧が増えた
- 競合他社のホームページが充実してきた
- 検索エンジンを取り巻く環境が変化した
- ホームページに求める役割が変わった
こうした変化にホームページが対応できていないと、情報が分かりにくくなったり、ユーザーが使いづらくなったりする可能性があります。
さらに、「サービスの魅力が十分に伝わらない」「アクセスはあるのに問い合わせにつながらない」といった集客面の問題が発生することもあります。
そのため、ホームページは「何年使ったか」だけでリニューアルを判断するのではなく、現在の事業やユーザーのニーズに合っているかを確認することが重要です。
ホームページが本来の役割を十分に果たせなくなってきたときが、リニューアルを検討する一つのタイミングです。
ホームページにも定期的な見直しが必要
ホームページは公開して終わりではありません。
公開当初は最新だった情報や機能も、数年経過すると現在の事業内容と合わなくなることがあります。
例えば、すでに終了したサービスが掲載されたままになっていたり、料金や営業時間が変更前の状態だったりすると、ユーザーを混乱させる原因になります。
また、情報そのものは正しくても、ホームページの使い勝手が現在のユーザーに合わなくなっているケースもあります。
そのため、定期的に次のようなポイントを確認してみましょう。
- サービス内容や料金などの情報は最新か
- スマートフォンでも見やすいか
- ユーザーが目的の情報を簡単に見つけられるか
- 問い合わせや予約方法が分かりやすいか
- 実績やお客様の声などが更新されているか
- 現在の事業内容やターゲットに合っているか
問題が見つかったからといって、必ずしもホームページ全体を作り直す必要はありません。文章や画像の変更、一部ページの追加、問い合わせ導線の改善など、部分的な修正で解決できる場合もあります。
大切なのは定期的にホームページの状態を確認し、現在の事業やユーザーに合わせて必要な改善を行っていくことです。
リニューアルは見た目を新しくするだけではない
「ホームページのリニューアル」と聞くと、デザインを新しくすることをイメージする方も多いのではないでしょうか。
もちろんデザインも重要ですが、リニューアルの目的は見た目をきれいにすることだけではありません。
ホームページには、サービスについて知ってもらい、興味を持ったユーザーを問い合わせや申し込みにつなげる役割があります。
そのため、リニューアルではデザインとあわせて次のような部分も見直します。
| 見直すポイント | 主な目的 |
|---|---|
| サイト構成 | 必要な情報を見つけやすくする |
| 問い合わせ導線 | 問い合わせや申し込みにつなげる |
| スマートフォン対応 | スマホでも快適に閲覧できるようにする |
| SEO | 検索から見つけてもらいやすくする |
| コンテンツ | サービスの魅力や強みを伝える |
| 更新環境 | お知らせや実績などを更新しやすくする |
| 表示速度 | ユーザーが快適に閲覧できるようにする |
例えば、「デザインは新しくなったけれど、問い合わせ先が分かりにくい」という状態では、リニューアルによって十分な成果を得られない可能性があります。
反対に、見た目を大きく変更しなくても、サービスページの内容や問い合わせ導線を改善することで成果につながる場合もあります。
ホームページのリニューアルでは、デザインだけでなく「集客」「使いやすさ」「信頼性」「更新しやすさ」などを総合的に改善することが重要です。
まずは現在のホームページにどのような問題があるのかを把握することから始めましょう。
次の章では、ホームページのリニューアルを検討した方がよい具体的なサインを紹介します。
ホームページのリニューアルが必要な10のサイン
ホームページをリニューアルするべきか迷ったときは、制作してからの年数だけで判断するのではなく、現在のホームページにどのような問題があるかを確認することが大切です。
特に、次のような状態が見られる場合は、部分的な改善やリニューアルを検討するタイミングかもしれません。
- デザインが古く感じる
- スマートフォンで見づらい
- ホームページの表示速度が遅い
- 情報が古いままになっている
- サービス内容や事業内容が変わっている
- 問い合わせや申し込みが少ない
- 検索順位やアクセス数が低下している
- 更新や修正がしにくい
- セキュリティ面に不安がある
- 競合サイトと比べて見劣りする
すべてに当てはまる必要はありません。一つでも事業や集客に大きな影響を与えている項目があれば、ホームページを見直す価値があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デザインが古く感じる
ホームページを見たときに「少し古い印象がある」と感じる場合は、リニューアルを検討する一つのサインです。
ホームページのデザインは、会社やサービスの第一印象にも影響します。
例えば、サービス自体は魅力的でも、ホームページのデザインが何年も前のままだと、ユーザーから「現在もきちんと営業しているのだろうか」「サービスも古いのではないか」と不安を持たれる可能性があります。
ただし、流行のデザインを取り入れるためだけにリニューアルする必要はありません。
重要なのは、次のような点です。
- 文字が読みやすい
- 必要な情報を見つけやすい
- 写真や画像が現在のサービスに合っている
- 会社やサービスのイメージとデザインが一致している
- 初めて訪れた人にも安心感や信頼感を与えられる
「デザインが古いか」だけではなく、「現在の会社やサービスの魅力を適切に伝えられているか」という視点で判断しましょう。
スマートフォンで見づらい
現在のホームページでは、スマートフォンでの見やすさも重要です。
パソコンでは問題なく表示されていても、スマートフォンで確認すると次のような状態になっていることがあります。
- 文字が小さくて読みづらい
- 画像が画面からはみ出している
- 横スクロールしなければ読めない
- ボタンが小さくて押しづらい
- メニューが操作しにくい
- 問い合わせフォームが入力しづらい
このようなホームページでは、せっかくユーザーが訪れても、必要な情報を確認する前に離脱されてしまう可能性があります。
また、Googleはモバイル版のコンテンツを基準として検索結果への評価を行う「モバイルファーストインデックス」を採用しています。
そのため、スマートフォン対応はユーザーの使いやすさだけでなく、SEOを考える上でも重要です。
自社のホームページを実際にスマートフォンで操作し、「見やすいか」「問い合わせまで迷わず進めるか」を確認してみましょう。
ホームページの表示速度が遅い
ページを開いてから表示されるまでに時間がかかる場合も、ホームページを見直した方がよいサインです。
ユーザーはすぐに情報を確認したいと考えているため、なかなかページが表示されないと、そのまま離脱して別のホームページへ移ってしまう可能性があります。
表示速度が遅くなる原因には、例えば次のようなものがあります。
- サイズの大きな画像を大量に使用している
- 不要なファイルが読み込まれている
- 使用しているシステムやプログラムが古い
- サーバーの性能が不足している
- 不要なプラグインや外部サービスを多く利用している
ページの表示に時間がかかり、ユーザーの閲覧や問い合わせを妨げている場合は、表示速度の改善を検討しましょう。
情報が古いままになっている
ホームページに掲載されている情報が古い場合も、見直しが必要です。
例えば、
- 以前の料金が掲載されている
- 終了したサービスが掲載されている
- 退職したスタッフが掲載されている
- 営業時間や定休日が変更前のまま
- 古い実績しか掲載されていない
- 数年前からお知らせが更新されていない
といった状態です。
特に料金や営業時間などの情報が実際と異なっていると、ユーザーに迷惑をかけてしまう可能性があります。
また、お知らせや実績が何年も更新されていないホームページを見て、「現在も営業しているのだろうか」と不安に感じるユーザーもいるでしょう。
軽微な情報変更であれば、全面リニューアルではなく既存ページの修正だけでも対応できます。
一方で、古い情報がサイト全体に散らばっていたり、現在の事業内容と大きく異なっていたりする場合は、サイト構成から見直した方が効率的なこともあります。
ホームページは現在の事業を正しく伝える場所です。定期的に掲載内容を確認し、最新の状態を保つことが大切です。
サービス内容や事業内容が変わっている
ホームページを制作してから数年経つと、事業そのものが変化していることがあります。
例えば、
- 新しいサービスを開始した
- 主力サービスが変わった
- ターゲットとする顧客が変わった
- 対応エリアが広がった
- 会社の強みや方針が変わった
- 新しい事業を開始した
などです。
こうした変化に対してページを継ぎ足すだけでは、サイト全体の構成が分かりにくくなることがあります。
例えば、現在は法人向けサービスが中心なのに、トップページでは以前の個人向けサービスが大きく紹介されていれば、本当に伝えたい内容がユーザーに届きません。
部分的な文章修正で対応できるのであれば全面リニューアルは必要ありませんが、事業内容やターゲットが大きく変化している場合は、サイト構成そのものを見直した方がよいケースがあります。
現在の事業内容とホームページの内容に大きなズレがある場合は、リニューアルを検討するタイミングといえるでしょう。
問い合わせや申し込みが少ない
ホームページにはアクセスがあるのに、問い合わせや申し込みにつながっていない場合は注意が必要です。
ユーザーがホームページを訪れているということは、自社の商品やサービスに興味を持つきっかけは生まれています。
それでも問い合わせにつながらない場合は、ホームページ内に何らかの課題がある可能性があります。
例えば、次のようなポイントを確認してみましょう。
- サービスの特徴やメリットが分かりやすいか
- 他社との違いや自社の強みが伝わっているか
- 料金の目安が分かるか
- 実績やお客様の声が掲載されているか
- 問い合わせボタンが見つけやすいか
- 問い合わせフォームの入力項目が多すぎないか
- 問い合わせ前の不安や疑問を解消できているか
特に、問い合わせや申し込みへ誘導するボタンや文章などを「CTA(Call To Action)」と呼びます。
CTAが分かりにくかったり、必要な場所に設置されていなかったりすると、サービスに興味を持ったユーザーを取りこぼしてしまうことがあります。
ただし、問い合わせが少ないからといって、すぐに全面リニューアルする必要があるとは限りません。
そもそもアクセス数が少ないのであれば、ホームページの構成よりSEOや集客方法に原因がある可能性もあります。
アクセス数やユーザーの行動を分析した上で、「集客に問題があるのか」「問い合わせ導線に問題があるのか」を切り分けることが重要です。
検索順位やアクセス数が低下している
以前は検索からアクセスがあったのに、検索順位やアクセス数が継続的に低下している場合は、SEOの状態を見直す必要があります。
検索流入が減少する原因は一つではありません。
例えば、
- コンテンツの情報が古くなっている
- 競合サイトのコンテンツが充実してきた
- 検索ニーズが変化している
- サイト構造に問題がある
- ページの表示速度が遅い
- スマートフォンで使いづらい
- SEOに必要な技術的な設定に問題がある
など、さまざまな原因が考えられます。
そのため、検索順位が落ちたからといって、デザインを新しくすれば解決するわけではありません。
Google Search Consoleやアクセス解析ツールなどを使い、どのページのアクセスが減っているのか、どの検索キーワードが変化しているのかを確認することが大切です。
また、SEOを目的としてリニューアルする場合は特に注意が必要です。
既存ページのURLを変更したり、検索流入の多いコンテンツを削除したりすると、それまで蓄積してきたSEO評価を失う可能性があります。
SEOを考慮したリニューアルでは、現在の検索流入やページの評価を確認した上で、既存のSEO資産をできるだけ引き継ぐことが重要です。
更新や修正がしにくい
ホームページを更新したいと思っても、自社で簡単に変更できない状態になっている場合もリニューアルを検討するサインです。
例えば、
- お知らせを掲載するたびに制作会社への依頼が必要
- 料金を変更したくても自社で修正できない
- 実績や事例を簡単に追加できない
- 更新方法が複雑で担当者しか操作できない
- 古いシステムのため改修が難しい
といったケースがあります。
更新のたびに時間や費用がかかる状態では、「あとで更新しよう」と後回しになり、結果としてホームページの情報が古くなりやすくなります。
WordPressなどを利用すれば、お知らせや実績、ブログなどを専門知識がなくても更新できる環境を構築することも可能です。
自社で情報を発信しやすくなれば、最新情報を保ちやすくなるだけでなく、継続的なコンテンツ発信やSEOにも取り組みやすくなります。
ホームページを運営していく上では、「作りやすさ」だけでなく「公開後の更新しやすさ」も重要です。
セキュリティ面に不安がある
ホームページの見た目には問題がなくても、内部のシステムが古くなっている場合があります。
例えば、
- URLがhttpsに対応していない(httpのまま)
- WordPressなどのCMSを長期間更新していない
- 使用しているテーマやプラグインが古い
- サポートが終了したシステムを使用している
- 制作した会社と連絡が取れず管理状況が分からない
といった状態には注意が必要です。
特にプログラムを古い状態のまま使い続けると、既知の脆弱性を悪用されるリスクが高まる可能性があります。
ただし、セキュリティ上の問題も、必ず全面リニューアルしなければ解決できないわけではありません。システムのアップデートやサーバー環境の見直しなどで対応できる場合もあります。
一方で、古すぎて現在の環境へ安全に移行できない場合や、システム全体の保守が難しくなっている場合は、リニューアルを含めて検討した方がよいでしょう。
ホームページは見た目だけでなく、安全に運用し続けられる状態になっているかも定期的に確認することが大切です。
競合サイトと比べて見劣りする
商品やサービスを探しているユーザーは、自社のホームページだけを見ているとは限りません。
Google検索などから複数の事業者のホームページを訪れ、比較した上で問い合わせ先を決めることもあります。
そのため、競合サイトと比べて自社サイトの情報が不足している場合、比較検討の段階で選ばれにくくなる可能性があります。
競合サイトを確認するときは、デザインだけでなく次のようなポイントを比較してみましょう。
| 比較するポイント | 確認する内容 |
|---|---|
| サービス内容 | 何を提供しているのか分かりやすいか |
| 強み | 他社との違いが伝わっているか |
| 料金 | 費用の目安を判断できるか |
| 実績 | 具体的な事例が掲載されているか |
| お客様の声 | 利用者の評価を確認できるか |
| 信頼性 | 運営者や会社の情報が充実しているか |
| 問い合わせ導線 | 相談や問い合わせをしやすいか |
ただし、競合サイトのデザインや内容をそのまま真似する必要はありません。
重要なのは、ユーザーが比較したときに「なぜこの会社を選ぶべきなのか」が伝わっているかどうかです。
競合と比較して不足している情報を補いながら、自社ならではの強みや特徴が伝わるホームページへ改善していきましょう。
今回紹介した10項目のうち、いくつか当てはまったからといって、必ず全面リニューアルが必要になるわけではありません。
部分的な修正で解決できる問題もあれば、サイト構成やシステムそのものから見直した方がよい問題もあります。
大切なのは、「古くなったから作り直す」のではなく、現在抱えている課題を明確にした上で必要な改善を行うことです。
次の章では、実際にホームページをリニューアルする前に確認しておきたいポイントについて解説します。
ホームページをリニューアルする前に確認すること
ホームページに問題が見つかると、「古くなったから、とりあえず新しく作り直そう」と考えてしまうかもしれません。
しかし、目的や課題を整理しないままリニューアルを進めると、デザインは新しくなったものの、問い合わせ数やアクセス数はほとんど変わらないという結果になる可能性があります。
また、現在のホームページで評価されているページやコンテンツまで削除してしまい、かえって集客力を低下させてしまうケースにも注意が必要です。
ホームページのリニューアルを成功させるためには、「何を変えるか」より先に「なぜリニューアルするのか」を明確にすることが重要です。
制作会社へ相談する前に、まずは次の3つを整理しておきましょう。
- リニューアルする目的
- 現在のホームページの問題点
- ホームページで集客したいターゲット
この3つを明確にしておくことで、必要なページや機能を判断しやすくなり、リニューアル後の成果も検証しやすくなります。
リニューアルする目的を明確にする
まず確認したいのが、「なぜホームページをリニューアルするのか」という目的です。
「デザインが古くなったから」という理由も一つですが、それだけではリニューアル後にどのようなホームページを作ればよいのか判断しにくくなります。
例えば、ホームページをリニューアルする目的には次のようなものがあります。
- 問い合わせや申し込みを増やしたい
- 検索からのアクセスを増やしたい
- 新しいサービスをアピールしたい
- 採用応募を増やしたい
- 会社やサービスのイメージを刷新したい
- スマートフォンで使いやすくしたい
- 自社で簡単に更新できるようにしたい
目的によって、必要となるサイト構成やコンテンツ、機能は変わります。
例えば「問い合わせを増やす」ことが目的なら、単にデザインを変更するだけでは十分ではありません。
サービスの魅力が伝わるページを充実させたり、実績やお客様の声を掲載したり、問い合わせボタンの位置を改善したりする必要があります。
一方、採用強化が目的であれば、仕事内容や職場環境、社員紹介、募集要項など、求職者が知りたい情報を充実させることが重要になります。
| リニューアルの目的 | 主に見直したいポイント |
|---|---|
| 問い合わせを増やしたい | サービスページ・実績・CTA・問い合わせ導線 |
| SEOを強化したい | サイト構造・コンテンツ・内部リンク・技術面 |
| 採用を強化したい | 採用ページ・社員紹介・仕事内容・応募導線 |
| イメージを刷新したい | デザイン・写真・文章・ブランド表現 |
| 更新しやすくしたい | CMS・管理画面・更新方法 |
リニューアルそのものを目的にするのではなく、「リニューアルによって何を改善したいのか」を最初に決めておきましょう。
現在のホームページの問題点を整理する
次に、現在のホームページにどのような問題があるのかを整理します。
感覚だけで「古い」「使いにくい」と判断するのではなく、できるだけ具体的に問題を洗い出すことがポイントです。
例えば、次のような項目を確認してみましょう。
- アクセス数は増えているか、減っているか
- どのページがよく見られているか
- どのページから問い合わせにつながっているか
- 検索からどのようなキーワードで訪問されているか
- スマートフォンで使いにくい部分はないか
- ユーザーが必要な情報を見つけやすいか
- 問い合わせフォームまでスムーズに進めるか
- 更新しにくい部分はないか
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどを導入している場合は、アクセスデータも確認してみましょう。
例えば「サービスページには多くのアクセスがあるのに問い合わせが少ない」という場合、集客そのものではなく、サービス内容の伝え方や問い合わせ導線に問題がある可能性があります。
反対に、ホームページへのアクセス自体がほとんどないのであれば、SEOやWEB広告、SNSなど、ホームページへユーザーを集める方法から見直す必要があるかもしれません。
また、問題点だけでなく、現在うまくいっている部分を確認することも重要です。
検索上位に表示されているページや問い合わせにつながっているページをリニューアル時に安易に削除・変更すると、それまで得られていた成果を失う可能性があります。
リニューアルでは悪い部分を改善すると同時に、現在のホームページが持っている良い部分を残すという視点も大切です。
ターゲットを改めて確認する
ホームページを制作した当初と現在では、ターゲットとする顧客が変わっている場合があります。
例えば、開業当初は幅広い顧客を対象としていたものの、事業を続ける中で特定の業種からの依頼が増えたり、より専門性の高いサービスへ方向転換したりすることもあるでしょう。
ターゲットが変わっているにもかかわらずホームページが以前のままでは、本当に届けたい相手へサービスの魅力が伝わりにくくなります。
そこでリニューアル前に、次の3点を改めて整理してみましょう。
誰に
どのようなお客様にホームページを見てもらいたいのか。
何を伝えるのか
そのお客様に対して、どのサービスや強みを伝えたいのか。
どんな行動をしてほしいのか
問い合わせ、予約、資料請求、来店など、最終的にどのような行動につなげたいのか。
例えば、同じホームページ制作会社でも「大企業」をターゲットにする場合と「開業したばかりの個人事業主」をターゲットにする場合では、伝えるべき内容やデザイン、料金の見せ方などが変わります。
ターゲットが明確になれば、
- どのページを目立たせるべきか
- どのような実績を掲載するべきか
- どのような悩みに答えるべきか
- どのような言葉でサービスを伝えるべきか
- どこへ問い合わせ導線を設置するべきか
といった判断もしやすくなります。
「誰に・何を伝え・どのような行動をしてもらいたいのか」を明確にすることが、成果につながるホームページリニューアルの土台になります。
ホームページのリニューアルは、単に古いものを新しく作り直す作業ではありません。
現在の課題を整理し、目的とターゲットを明確にした上で、「どこを残し、どこを改善するのか」を考えることが重要です。
ホームページのターゲット設定について詳しく知りたい方は、「ホームページ制作で失敗しないための目的とターゲット設定の考え方」を参考にしてみてください。
こうした準備ができたら、次は実際にリニューアルを進める際に注意したいポイントを確認していきましょう。
ホームページをリニューアルするときの注意点
ホームページのリニューアルは、現在抱えている問題を解決し、集客力や使いやすさを高める良い機会です。
一方で、進め方を間違えると「デザインはきれいになったけれど問い合わせが増えない」「検索順位が下がってアクセスが減ってしまった」といった結果になることもあります。
特に、すでに検索からアクセスを獲得しているホームページでは、既存サイトの良い部分を引き継ぎながら改善することが重要です。
リニューアルでは「新しく作り直す」という視点だけでなく、「現在の良い部分を残しながら課題を改善する」という視点を持ちましょう。
ここでは、ホームページをリニューアルするときに特に注意したい3つのポイントを解説します。
デザインだけで判断しない
ホームページをリニューアルするときに注意したいのが、デザインだけを重視してしまうことです。
もちろん、見やすく信頼感のあるデザインに改善することは大切です。
しかし、ホームページの目的が問い合わせや申し込みの獲得であれば、見た目をきれいにするだけでは十分とはいえません。
例えば、デザインがおしゃれになったとしても、
- サービス内容が分かりにくい
- 自社の強みが伝わっていない
- 必要な情報を見つけにくい
- 問い合わせボタンが分かりにくい
- スマートフォンで操作しにくい
- ページの表示速度が遅い
- 検索からアクセスを集められない
といった問題が残っていれば、リニューアルによる十分な効果を得られない可能性があります。
そのため、リニューアルではデザインだけでなく、ホームページ全体を総合的に見直すことが重要です。
| 見直すポイント | 確認する内容 |
|---|---|
| デザイン | 見やすく信頼感があるか |
| サイト構成 | 必要な情報へたどり着きやすいか |
| コンテンツ | サービスの魅力や強みが伝わっているか |
| 問い合わせ導線 | 問い合わせや申し込みをしやすいか |
| スマホ対応 | 小さな画面でも快適に利用できるか |
| SEO | 検索から見つけてもらえる構造になっているか |
| 表示速度 | ストレスなくページを閲覧できるか |
成果につながるホームページを目指すのであれば、デザイン・集客・導線・コンテンツ・使いやすさをまとめて考えることが大切です。
制作会社を選ぶ際にも、デザインの提案だけではなく、「現在のホームページにどのような課題があるのか」「リニューアルによってどのように改善するのか」まで提案してもらえるかを確認するとよいでしょう。
既存のSEO評価を引き継ぐ
すでに運営しているホームページをリニューアルする場合、特に注意したいのがSEOです。
現在のホームページには、これまでの運営によって検索エンジンから一定の評価を得ているページがあるかもしれません。
特に検索結果の上位に表示されていたり、多くのアクセスを集めていたりするページは、大切な集客資産です。
リニューアル時にこうしたページを何も考えずに削除したりURLを変更したりすると、検索順位やアクセス数が低下する可能性があります。
例えば、次のような変更には注意が必要です。
- ページのURLを変更する
- 検索流入の多いページを削除する
- ページタイトルや見出しを大幅に変更する
- サイト構造を大きく変更する
- 複数のページを一つにまとめる
- ドメインを変更する
もちろん、必要であればURLやサイト構造を変更しても問題ありません。
ただし、その場合は古いURLから新しいURLへSEO評価を引き継ぐ設定をするなど、適切な対応が必要になります。
また、リニューアル前にはGoogle Search Consoleなどを使い、
- どのページが検索からアクセスを集めているか
- どのキーワードで検索されているか
- どのページが検索上位に表示されているか
を確認しておくとよいでしょう。
SEOを考慮したリニューアルでは、新しいホームページを作ることだけでなく、これまで蓄積してきた検索評価をできるだけ引き継ぐことが重要です。
SEOからの集客が重要なホームページであれば、制作会社を選ぶ際にも、デザインだけでなくSEOやリダイレクト、サイト構造について理解しているかを確認しておくと安心です。
公開後の運用まで考えて制作する
ホームページはリニューアルして公開したら完成、というわけではありません。
事業を続けていれば、サービス内容や料金、実績、お客様の声なども少しずつ変化していきます。
そのため、リニューアルする段階から「公開後にどのように運用していくか」まで考えておくことが大切です。
例えば、公開後には次のような取り組みが考えられます。
- お知らせを更新する
- 新しい実績や事例を追加する
- お客様の声を掲載する
- ブログやコラムを更新する
- アクセス数や問い合わせ数を確認する
- 検索順位を確認する
- 問い合わせ導線を改善する
- WordPressなどのシステムを保守・更新する
こうした運用を継続するためには、自社で更新しやすい仕組みを整えておくことも重要です。
例えば、お知らせや実績を追加するたびに制作会社へ依頼しなければならない状態では、更新に時間や費用がかかり、次第に情報発信が止まってしまう可能性があります。
一方、WordPressを導入し、自社で必要な部分を更新できるようにしておけば、最新情報を発信しやすくなります。
また、公開後はアクセス解析を行い、実際にリニューアルによって成果が改善したかを確認しましょう。
例えば、
| 確認する項目 | 分かること |
|---|---|
| アクセス数 | ホームページを訪れる人が増えたか |
| 検索流入 | SEOによる集客が増えたか |
| 閲覧ページ | どのページに興味を持たれているか |
| 問い合わせ数 | リニューアルが成果につながっているか |
| 問い合わせ率 | 訪問者を問い合わせへ誘導できているか |
といった数値を確認することで、次に改善すべきポイントが見えてきます。
ホームページは「作って終わり」ではなく、公開後も分析と改善を繰り返しながら育てていくことが重要です。
制作会社を選ぶ際も、リニューアルするところまでではなく、公開後の更新や保守、SEO、アクセス解析などについて相談できるかを確認しておくとよいでしょう。
リニューアル後も継続的に改善できる環境を整えることで、ホームページを長期的な集客資産として活用しやすくなります。
ホームページは部分的な改善と全面リニューアルのどちらがいい?
ホームページに課題が見つかったとしても、必ずしもサイト全体を作り直す必要はありません。
問題の内容によっては、文章や画像、問い合わせ導線などを部分的に改善するだけで解決できるケースもあります。
一方で、デザインやサイト構造、システムなど複数の問題を抱えている場合は、部分的な修正を繰り返すよりも全面リニューアルした方が効率的なこともあります。
部分的な改善と全面リニューアルのどちらが適しているかは、「ホームページのどこに問題があるのか」を整理して判断することが大切です。
まずは、それぞれどのようなケースが適しているのかを確認してみましょう。
| 部分的な改善が向いているケース | 全面リニューアルが向いているケース |
|---|---|
| サイト構造に大きな問題がない | サイト構造そのものが分かりにくい |
| 一部の文章や画像が古い | サイト全体の情報が古い |
| 問い合わせ導線に問題がある | 複数のページで導線に問題がある |
| 一部のページを追加したい | 事業内容が大きく変わっている |
| デザインの一部を変更したい | デザイン全体が現在の事業と合っていない |
| 現在のシステムをそのまま利用できる | システムが古く保守・更新が難しい |
ただし、上記はあくまで目安です。実際には現在のホームページの状態やリニューアルの目的、予算などを踏まえて判断する必要があります。
部分的な改善で対応できるケース
現在のホームページの基本的な構造やシステムに大きな問題がなく、課題が限定されている場合は、部分的な改善で対応できる可能性があります。
例えば、次のようなケースです。
- 問い合わせボタンの位置を変更したい
- CTAの文章を改善したい
- サービスページの文章を見直したい
- 写真やメインビジュアルを新しくしたい
- 料金表を分かりやすくしたい
- 実績やお客様の声を追加したい
- 新しいサービスページを追加したい
- 問い合わせフォームを使いやすくしたい
例えば、ホームページへのアクセスは十分にあるものの問い合わせが少ない場合、サイト全体を作り直す前にCTAやサービスページ、問い合わせフォームなどを改善する方法があります。
また、「デザインが少し古く感じる」という場合でも、写真や色、文字サイズ、余白などを調整するだけで印象が大きく変わるケースもあります。
部分的な改善には、全面リニューアルと比較して費用や制作期間を抑えやすいというメリットがあります。
さらに、検索から多くのアクセスを集めているページや使い慣れた管理画面など、現在のホームページの良い部分をそのまま活用できることもメリットです。
現在のホームページに大きな問題がなく、改善したいポイントが明確であれば、まずは部分的な改修から検討するとよいでしょう。
ただし、部分的な修正を何度も繰り返した結果、サイト構造が複雑になってしまうこともあります。
「修正するたびに別の問題が出てくる」「追加したページが増えて全体の構成が分かりにくくなっている」といった場合は、次に紹介する全面リニューアルを検討するタイミングかもしれません。
全面リニューアルを検討した方がよいケース
ホームページ全体に複数の問題がある場合は、部分的な修正を繰り返すより、全面リニューアルを検討した方がよいケースがあります。
例えば、次のような状態です。
- デザイン全体が古くなっている
- スマートフォンに十分対応できていない
- サイト構造が複雑で目的のページを探しにくい
- 事業内容とホームページの内容が大きく異なっている
- ターゲットとする顧客が変わっている
- 古いシステムを使用している
- 自社で更新することが難しい
- 表示速度やSEOなど技術的な問題も抱えている
- 部分的な修正を繰り返し、サイト全体に統一感がなくなっている
特に、ホームページを制作した当時から事業内容やターゲットが大きく変わっている場合は、全面リニューアルが有効です。
例えば、以前は個人向けサービスが中心だった企業が、現在は法人向けサービスを主力としている場合を考えてみましょう。
文章だけを法人向けに変更しても、サイト構成や実績、料金、問い合わせ導線などが個人向けのままであれば、現在のターゲットに適したホームページにはなりません。
このようなケースでは、
ターゲットの再設定 → サイト構成の見直し → コンテンツの整理 → デザイン・機能の改善
という形で、ホームページ全体を設計し直した方が成果につながりやすくなります。
また、古いシステムを利用していて現在の環境では改修が難しい場合も、長期的な運用を考えると全面リニューアルした方がよいことがあります。
「デザインだけ」「問い合わせ導線だけ」といった一部分ではなく、複数の課題が重なっている場合は、ホームページ全体を見直すタイミングと考えましょう。
ただし、全面リニューアルは部分改修より費用や制作期間が必要になります。
そのため、「古いから全部作り直す」と決めるのではなく、まず現在のホームページを診断し、どこに問題があるのかを整理することが重要です。
部分改修で十分なのであれば必要な箇所だけを改善し、サイト全体に根本的な問題がある場合は全面リニューアルする。このように、現在の課題に合わせて必要な範囲だけ改善することが、費用対効果の高いホームページ運用につながります。
まとめ|ホームページの課題を把握して適切なタイミングでリニューアルしよう
ホームページは一度制作したら永久にそのまま使い続けられるものではありません。
事業内容やターゲット、ユーザーの行動、検索環境などは時間とともに変化するため、ホームページも現在の状況に合わせて定期的に見直すことが大切です。
今回紹介したように、次のような状態が見られる場合はホームページを見直すタイミングかもしれません。
- デザインが古く感じる
- スマートフォンで見づらい
- ホームページの表示速度が遅い
- 掲載している情報が古い
- サービス内容や事業内容が変わっている
- 問い合わせや申し込みが少ない
- 検索順位やアクセス数が低下している
- 更新や修正がしにくい
- セキュリティ面に不安がある
- 競合サイトと比較して自社の魅力が伝わりにくい
ただし、これらに当てはまるからといって、必ず全面リニューアルが必要になるわけではありません。
文章や画像、CTA、問い合わせフォームなど、一部分を改善するだけで問題を解決できる場合もあります。
一方、デザインやサイト構造、スマートフォン対応、システムなど複数の問題が重なっている場合や、事業内容・ターゲットが大きく変わっている場合は、全面リニューアルを検討する価値があります。
ホームページをリニューアルするかどうかは「何年使っているか」ではなく、「現在のホームページが事業の目的を十分に果たしているか」を基準に判断しましょう。
リニューアルの目的を明確にする
ホームページをリニューアルするときは、デザインを新しくすること自体を目的にしないことが重要です。
まずは、現在のホームページにどのような課題があり、リニューアルによって何を実現したいのかを整理しましょう。
例えば、
- 問い合わせや申し込みを増やしたい
- 検索からのアクセスを増やしたい
- 新しいサービスを分かりやすく伝えたい
- 自社の強みや実績をもっと伝えたい
- スマートフォンで使いやすくしたい
- 自社で簡単に情報を更新できるようにしたい
- 採用への応募を増やしたい
など、目的によって必要な改善内容は変わります。
問い合わせを増やしたいのであれば、デザインだけでなく、サービスページの内容や実績、料金、CTA、問い合わせフォームなどを見直す必要があります。
SEOを強化したいのであれば、コンテンツやサイト構造、内部リンク、表示速度なども確認しなければなりません。
「ホームページを新しくする」のではなく、「現在抱えている課題を解決するためにリニューアルする」という考え方を持つことが成功への第一歩です。
目的が明確になれば、必要なページや機能も判断しやすくなり、不要な改修に費用をかけることも防ぎやすくなります。
作って終わりではなく育てられるホームページを目指す
ホームページは、リニューアルして公開した時点がゴールではありません。
公開後にユーザーの反応を確認しながら改善を続けることで、少しずつ集客力を高めていくことができます。
例えば、
- 新しい実績を追加する
- お客様の声を掲載する
- ブログやコラムを更新する
- アクセス状況を確認する
- 検索順位を確認する
- サービスページの内容を改善する
- 問い合わせ導線を改善する
といった取り組みを継続していくことが大切です。
事業そのものも時間とともに変化します。
新しいサービスが増えたり、ターゲットが変わったり、自社ならではの強みが明確になったりしたときには、その変化をホームページにも反映していきましょう。
長期的に集客や売上につなげるためには、「完成したホームページ」ではなく「継続的に育てられるホームページ」を目指すことが重要です。
また、「部分的な改善で十分なのか」「全面リニューアルした方がよいのか」は、自社だけでは判断が難しい場合もあります。
そのようなときは、現在のホームページの状態を専門家に確認してもらい、課題を整理した上で必要な改善方法を検討するのも一つの方法です。
無理に全面リニューアルするのではなく、現在のホームページの良い部分を活かしながら、本当に必要なところを改善していきましょう。